2015年4月13日月曜日

新しいチャペルタイムの試み


今週からチャペルタイムは、今年度の新しい試みとしてミュージック・チャペル(音楽礼拝)とプレーア・ミーティング(祈りの会)という形で始めます。時間は従来通りですが、原則として月曜日をミュージック・チャペル、水曜日をプレーア・ミーティングとして特徴を持たせます。「原則として」ですから、ときに月曜日や水曜日にチャペル・コンサートや通常のチャペルタイムが入ったりすることもあります。なお火曜日、木曜日は特別にテーマを定めないチャペルタイムで、金曜日も従来通りのEnglishチャペルです。

 

ミュージック・チャペル(音楽礼拝) 月曜日

狙いは、「讃美歌を歌ったり、音楽を聴いたりすることをメインに据えた時間。キリスト教文化に讃美歌や宗教音楽を通して親しんでもらうことも、ねらいのひとつ。」(企画書より)。具体的な例としては「私の愛唱歌」、「教会暦と音楽」「宗教音楽に親しむ」「有名作曲家が作った讃美歌」「聖書と讃美歌」、「オルガン音楽の楽しみ」等々です。これらを通して教会音楽、讃美歌を聴くこと、歌うことの楽しさを発見してもらおうという試みです。このミュージック・チャペルでお話しするのは、専門家ではなく、従来通りSMC運営委員の先生方や、今までと同じくチャペルタイムで話して下さっている先生方です。短い時間でもあり、肩の凝らない時間であればと思います。

 

プレーア・ミーティング(祈りの会) 水曜日

「祈り」をテーマにしたチャペルタイムです。プロテスタント教会では「祈り」というと自由祈祷、つまり自分の言葉で祈るのが主流ですが、長い教会の歴史においては定まった祈祷文、祈祷書による祈りが主流でした。そこで優れた祈り(例えば招詞、牧会の祈り、祝祷、祈りの詩編)について紹介をし、実際にそれを声に出して祈り、祈りの課題を共有しあうなど、祈りにフォーカスをあてるチャペルタイムです。

これらは初めての試みなので、今のところ定まった形はありませんが、担当される講師の自由な判断と裁量で、時間を使ってもらうことにしています。試みを重ねる中で、チャペルタイムが進化(深化)し、よりよい形に定まっていけばと願っています。

2015年4月8日水曜日

2015年度北星学園大学チャペルにようこそ


No Chapel, No Hokusei

新入生の皆さん、ようこそ。そして2~4年の皆さん、お帰りなさい。北星学園大学チャプレン(大学付牧師)の日高です。チャペル(大学教会)は51年前に建った歴史的建造物で、開学当時の面影を唯一の建物です。奥まったところにある古い建物ですが、今も心臓のように毎日働き続けて、北星学園大学の建学の精神を刻み続けています。

 

チャペルタイム(大学礼拝)

 チャペルでは、毎日チャペル・タイム(大学礼拝)が行われています。時間はお昼休みの121030分。チャペルタイムでは、パイプオルガンの演奏に始まり、讃美歌を歌い、聖書を読み、日替わりで教員やゲストスピーカー、学生が短いお話をします。今年から毎週月曜日はミュージック・チャペル(音楽礼拝)として讃美歌や教会音楽など音楽を中心にしたプログラムを、水曜日はプレーア・ミーティング(祈り会)として祈りをテーマに、互いのために祈る静かな時を持ちます。金曜日は、例年通りEnglish Chapel(英語礼拝)で、英語で賛美を歌い、メッセージを聞きます。

 

コンサートや季節の催し

チャペルは、チャペルクワイア(聖歌隊)やハンドベルクワイア、ゴスペルサークル、オルガン練習生、吹奏楽、アカペラサークルなど学生サークルの発表の場となっています。また、ピアノとオルガンの定期演奏会、大森潤子さんのヴァイオリン演奏会、クリスタル・ティアーズのバロック演奏、クワルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)演奏会など一流の演奏家によるコンサートが予定されています。その他、チャペル落語やクリスマス・ゴスペルコンサートも計画中です。いずれも無料です。

この他クリスマス礼拝(キャンドルサービス)、ツリー点灯式、北星チャペルでクリスマス(子どもクリスマス会)、卒業・修了礼拝、卒業式(後期のみ)、短大アッセンブリー、結婚式(卒業生、学園職員限定)、永年勤続者表彰式など大学の大事な行事が行われます。全て本学学生に開かれています。夏と春には東日本震災ボランティアの派遣式や報告会が行われます。

北星学園大学でしか味わえないチャペル体験を通して、目に見えない心の食べ物に触れ、心の栄養をたくわえ、新生活の活力として下さい。スミス・ミッションセンターは新生活を応援します。(写真は開学当時のチャペルと塔、右は図書館)